ネズミ怪物たちの森
西へと向かっていくと、霧の中から幻想的な森が見えてきます。見たこともないような巨大なキノコが街灯のように発光し周囲を明るく照らしていたり、地面に生えている植物が発光しており、夜でも問題なく歩けそうです。
森の入り口に差し掛かると、3~40cm、猫や小型犬サイズの影がちょろちょろ動き回っているのが見えます。
その正体は、一見巨大なネズミですが、口からイソギンチャクがくっついているような触手が生えており、前足は、人間の手のように五本指あることがわかります。そして、言語のようなものを発しているようです。
得体の知れない怪物を見てしまったあなたは、[SAN]チェックです。
0/1d3
目の前には、三匹のネズミ怪物が現れます。彼らは、各々持ち物を持っているようです。
ネズミ怪物(青)♂・怪人(緑)♂・怪獣(ピンク)♀
STR:3 CON:7 POW:10 DEX:20 SIZ:2 INT:13 EDU:6 HP:5 MP:9 アイディア:65 知識:30 幸運:50 db-1d6
攻撃パターン 噛みつき 30% 2d4 ナイフ 25% 1d6-db 投石 20%1d6-1d3 回避 50%
最初は、探索者が知らない言語で話していますが、探索者が日本語を話しているのに気がつくとネズミ怪物たちは、
「ブンブンハロー」っと声をかけてきます。
※キーパー情報
このネズミ怪物たちは、日本人のユーチューバーから日本語を教わっています。日本語の挨拶は、ブンブンハローであるとちょっとした嘘を付かれています。
キャットフードのことを聞かれたらこれは、「憎っくき猫の絵が書いてある缶」と言いましょう。ネズミ怪物たちは、猫を嫌ってます。怖がってる訳ではなく憎んでいます。
ここで、ゲーム的な説明に入りますが、ネズミ怪物全員と探索者全員の間には、信用度というステータスが存在します。
『 信用度
全てのネズミ怪物たととあなた方探索者の信用度を3段階で表したものです。
信頼状態、警戒状態、敵対状態の3段階に分かれます。
信頼状態では、[値引き]、[言いくるめ]、探索者の持ち物を[商品知識][説得]などで素晴らしさを伝えたり、パフォーマンス系の[芸術](面白いものを見せることを対価とする。)などの技能などを使って取引を行えます。[商品知識][説得][芸術]は成功し、さらにネズミたちが理解出来るかネズミたちの[知識]をふります。
警戒状態では、取引は、できるが技能は、使うことができない状態。質問等もあまり答えてくれません。
敵対状態では、発見されれば敵対行動を取られる状態。
ネズミ怪物たちとは、物々交換する以外に、[隠す][忍び歩き][隠れる][芸術(イカサマ)]などを使って盗むこともできます。殺したり、脅したりして奪うこともできます。
信用度を上げるには、技能[信用]や物をプレゼントすることで上がります。
信用度が下がるのは、[言いくるめ]が[アイディア]などで感づかれた、または盗んだ、奪ったことがバレたなどです。
殺したことがバレた場合は、強制的に敵対状態となります。この場合は、信用度を回復することが難しいです。
彼らネズミ怪物たちは、人間とは、違う価値観を持ってます。人間の理屈は、ネズミ怪物たちに通用しないかも知れません。
』
ネズミ怪物たちの信用度は、現在警戒状態にあります。あなた方探索者のことを警戒しており、森に入れたくないようです。
※キーパー情報
ネズミ怪物"ズーグ"たちは、菌を主食としています。なので、お酒や、味噌といった発酵食品や、カビやキノコが好物です。探索者のキャラクターシートの持ち物欄に書かれているものや、航空機の中で見つけたものを取引や、信用度をあげるプレゼントとして使うことができます。持ち物を取引に使ったらちゃんと何を消費したかメモしておきましょう。どどんとふを使ったオンラインセッションの場合は、探索者コマのその他欄に持ち物を記入してもらいましょう。
遭難者の男ヤンが探索者と一緒に森に来た場合。
遭難者の男ヤンは、ネズミ怪物たちに信頼されているようで、ネズミ怪物たちに軽く挨拶を済ますと、あなた方探索者のことを忘れているかのように一人でどんどん森へと入っていってしまいます。ヤンへついて森へ入ろうとするとネズミ怪物たちが進路を塞ぎます。
※キーパー情報
もし、探索者の持ち物に発酵食品がなかったり、[信用]技能がなかったり、まだ菌類を探索できてなかった場合は、持ってる技能で代用させたり(パフォーマンス系の[芸術]を使わせたり)[幸運]を使ってもらって取引に使えるキノコを見つけてもらうなどをして森に入れてあげてください。
ネズミ怪物たちへの信頼が得られたなら彼らは、探索者たちを、森の中へと案内してくれます。
森に入るとさらに様々なネズミ怪物たちがいることがわかります。特に特徴的な3匹が印象的です。
一匹目は、メガネをかけており、他のネズミたちより、一回り大きい太ったネズミ怪物
二匹目は、茶色い毛並みのボサボサなネズミ怪物。何やらチャラチャラと鍵の束を首からぶら下げている。
三匹目は、鍋を帽子代わりにしているネズミ怪物。驚くことにiPhoneを持っている。
(本名:ク・ジラ)♂
持ち物
『本』
「日誌」
「手帳」
ステータス
STR:6
CON:9
POW:9
DEX:17
SIZ:5
INT:17
EDU:6
HP:7
MP:9
アイディア:85
知識:30
幸運:45
db-1d6
攻撃パターン
噛みつき 30% 2d4
ナイフ 25% 1d6-db
投石 20%1d6-1d3
回避 しない
(本名:ク・サリ)♀
持ち物
『鍵』
「カギ」
「キー」
ステータス
STR:5
CON:11
POW:16
DEX:23
SIZ:2
INT:13
EDU:7
HP:5
MP:9
アイディア:65
知識:35
幸運:80
db-1d6
攻撃パターン
噛みつき 30% 2d4
ナイフ 25% 1d6-db
投石 20%1d6-1d3
回避 50%
(本名:ク・ウコウ)♂
持ち物
「スクロール」
「壁の破片」
「iPhone 5s」
ステータス
STR:3
CON:7
POW:10
DEX:23
SIZ:2
INT:12
EDU:8
HP:5
MP:9
アイディア:65
知識:40
幸運:80
db-1d6
攻撃パターン
噛みつき 30% 2d4
ナイフ 25% 1d6-db
投石 70%1d6-1d3
回避 50%
探索者は、一日に一回森の中[幸運][生物学]でキノコを探すことができます。
成功した場合、1d3を振ってもらい 1「松茸」2「冬虫夏草」3「オニフスベ」を手に入れます。
※冬虫夏草とは、昆虫から生えるキノコ、漢方薬にも使われる高価なキノコ
オニフスベとは、まるでバレーボールのような外見と質感をしたキノコ。毒はなく食べれるがうまくも不味くもない、こちらも漢方薬の材料。
失敗した場合は、1d3を振ってもらい 1「発火するキノコ」2「発光するキノコ」3「発煙するキノコ」を手に入れます。
※発火するキノコは、ライターやマッチの代わりになるアイテム。この森では、珍しくないキノコ
発光するキノコは、ライトやランタンの代わりになるアイテム。この森では、珍しくないキノコ
発煙するキノコは、発煙筒やのろしの代わりになるアイテム。この森では、珍しくないキノコ
探索者たちが一通り行動を終えたら頃合いを見て、遭難者の男ヤンが帰ってきます。そして、そろそろ夜も遅いから集落へ帰ることを提案します。ヤンは、大量のしいたけを背負っています。これを夕飯にしようと言っています。
集落に戻りヤンが皆さんにしいたけや、保存していた缶詰を開き食事をふるまいます。
ヤンは、とても楽しそうにニヤニヤと笑顔であなた方と食事をとります。食事は、積極的に進めてきます。
食事を済ますと一番に眠ります。
※キーパー情報
遭難者の男ヤンは、何日も一人で過ごしていたため、人との食事がとても嬉しいようです。食事に毒や、何かを混ぜてたり一切してません。
ヤンは、何かを隠したと思われるバッグを抱きかかえて眠っています。寝てるヤンからうまく気付かれないようにバッグを盗むには、[隠す]、[隠れる]、[芸術(イカサマ)]等で成功したら取れます。失敗したら起きます。するとあなた方に対して露骨に不信感を露わにします
→二日目
ネズミの長について聞かれた時
→「神様の家にいるよー」っとネズミは答えます。
神様の家についての情報や、貨物船についての情報が出た場合マップを更新します。
英雄について聞かれた時
→「英雄は街にいるよー」っとネズミは答えます。
ネズミたちは北東の方へ指をさしてあっちにいるよと言っています。
街についての情報が出た場合、マップを更新します。
両方の情報が出た場合のマップ