2F(図書室)

 

 エレベータの扉が開くと、むわぁっという熱気が入り込んで来ます。
 目の前には、一つの扉があり、プレートには、図書室とかいてあります。そして、扉に張り紙がしてあり、赤い字で書き殴るように「図書室の本持ち出し禁止」とかいてあります。
 そして、また足元に、紙切れが落ちています。「手帳の情報3」

 

「手帳の情報3
 プロレスラーみたいな体型の大男とあのおばさんとで口論になっていた。
 大男は、怒り狂っておばさんを殴り殺した。
 おばさんの死体を漁って「出る手段は、どこだよババア」って
怒鳴ってた。殺しちゃ聞けるわけないだろって思ったが言えるわけない。」

 

 図書室の扉を開くと、さらに熱気が入り込んで来ます。そして、鼻を劈くつんざくような異臭が、あなたを襲います。
 その臭いは、肉が腐敗したような悪臭と、甘ったるいような香りが混じり合った異臭で、吐き気や頭痛を感じます。
 室内は、お香でも焚いてるかのように煙たい印象を受けます。
 あなた方は、直感的に気がつくでしょう。ここの空気を長く吸ってしまうと、危険であると。

 ここでの探索する時のルールを説明いたします。
 図書室を調べる場合ターン制で行動してもらいます。そして、技能が失敗した場合。窒息ロールとして[CON×5]を振ってもらい失敗した場合1d6のダメージを受けてもらいます。続けて失敗した場合[CON×4][CON×3]と徐々に下がっていきます。

 

※キーパー情報。
 図書室の本である赤い本、青い本を持ったままですと扉が開きません。開かないことに気づいて1ターンを消費するので、窒息ロールをおこなってください。本を捨てるか、扉を壊すことで部屋を出る事ができます。扉の耐久値は、10とします。黒い本は、図書室の本では、ないので、持ち出す事ができます。

 

 左右に、壁を覆い隠すような大きな本棚が並び、部屋の奥には、布に包まれた何かがあります。床には、大きな魔法陣のようなものが書かれており、そして部屋の右隅には、ゴミクズが散らかってるようです。

 

 布に包まれた何か

 

 布に包まれたものは、「目星」を振ってもらいます。ここでの探索は、成功、失敗も同じ情報が出ます。失敗した場合は、探索に時間がかかったという、解釈です。失敗した場合は、窒息ロールをおこなってもらいます。
 布は、衣類であることに気がつきます。そして、そのことからこれが人間の成れの果てであることが想像できます。
 この熱気のせいか腐敗が早く進みデレデロに溶けてしまっている、ゼラチン状の人間の成れの果てを見てしまったあなたは、1/1d4の正気度喪失です。
 追加で「医学」があった場合、振ってもらい成功すれば溶けずに残ってる骨から大体の年齢、性別がわかることでしょう。50代ぐらいの中年の女性であったことがわかります。服飾系の職業の人だった場合「知識」を振ってもらい成功すれば、衣服から大体どういう人が着るよう服かわかることでしょう。中年の女性がよく着るような服のように見えます。
 そして、もう1ターン消費すればさらにわかる事がありそうです。

 もう1ターンを消費して「目星」を振ってもらいます。成功、失敗関係なく情報を出します。失敗した場合は、窒息ロールです。
 衣服に不自然な膨らみがあることに気がつきます。そして、漁ってみると一冊の黒い本があります。
 本を読むと手書きで書かれている本であることがわかります。
 「ラテン語」「アイディア」のどちらかを振ってください。
 成功したら本の内容がわかることでしょう。
 「アイディア」で成功した場合は、本と図書室の魔法陣が光り輝きます。そして本に書かれている文字が宙に浮かびあなたの頭の周りをぐるぐると回りそして、頭の中へと入っていきます。酷い頭痛に襲われますが、あなたは、瞬時にこの本に書かれていることを理解するでしょう。
 奇妙な体験をしてしまったあなたは、1/1d4の正気度喪失です。

 

 この本は、一度だけ魔術を使うことの出来る呪符のようなものであることがわかります。その魔術は、門の創造(289p)。この魔術は、使用者のMPやPOWを永久的に消費しなくても50kmまでの距離であれば思い浮かべた場所へと行くことの出来る扉を作る事ができます。しかし、それ50km以上の距離がある場所である場合は、足りない分使用者のPOWを永久的に消費します。そして消費したPOWと同じだけのMPを消費します。扉をくぐるとSANが1減少します。

 

 右の本棚 左の本棚


 左右の本棚は、どちらも「図書館」を振ってもらいます。ここも以上と一緒で、成功、失敗関係なく情報を出します。失敗した場合は、もちろん窒息ロールです。
 本棚は、ぎっちりと本が詰まっています。そしてすべての本が同じ色をしており左は青色、右は赤色の本が収められています。表紙にも背表紙にも、何もかいてありません。背表紙には、タグがついてあるようで、この図書室の本である事がわかります。
 本は、どれも一緒に見えるため適当に一冊取ってもらうことになります。
1d10を振ってもらってください。出ための本を手に取る事ができます。それは、あなたが今まで見たことも内容な文字で書かれている本でした。

 

 左の本棚

 

1.好きな初期値の知識技能を即時成長。1d10成長
2.このシナリオ内だけ[日本刀]技能+25
3.このシナリオ内だけ[拳銃]技能+25
4.好きな初期値の戦闘技能を即時成長。1d10成長
5.このシナリオ内だけ[やり]技能+25
6.好きな初期値の探索技能を即時成長。1d10成長
7.このシナリオ内だけ[杖]技能+25
8.好きな初期値の交渉技能を即時成長。1d10成長
9.このシナリオ内だけDEX+3
10.好きな初期値の行動技能を即時成長。1d10成長
以上のことが書かれた技術書です。

 

 右の本棚

 

1.萎縮(252p)
2.吸魂(256p)
3.視力を奪う、回復(258p)
4.魚を引きつける(258p)
5.破壊(277p)
6.マインドブラスト(284p)
7.心肺停止(260p)
8.癒し(252p)
9.レレイの霧の創造(292p)
10.イシスの封印(251p)
以上のことが書かれた魔術書です。


 ここに書かれている知識や技術を習得するには、本来であれば数週間数ヶ月とかかるのですが、この部屋にいる間は、[アイディア]に成功したら一瞬で習得できます。

 [アイディア]に成功したら本と図書室の魔法陣が光り輝きます。そして本に書かれている文字が宙に浮かびあなたの頭の周りをぐるぐると回りそして、頭の中へと入っていきます。酷い頭痛に襲われますが、あなたは、瞬時にこの本に書かれていることを理解するでしょう。
 奇妙な体験をしてしまったあなたは、1/1d4の正気度喪失です。

 

 ゴミクズ

 
 右端のゴミクズを調べるには、「目星」を振ってもらいます。失敗した場合は、もちろん窒息ロールです。

 このゴミクズは、赤い本を燃やしたものであることに気がつきます。表紙の一部が燃え残っており、辛うじて本であったことがわかります。

 

※キーパー情報
 ここで焼かれた本は、精神転移(266p)のことが書かれている魔術書です。ササキコージが習得した後に燃やしました

 

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